居合刀の選び方|京都・東山堂![]() 居合刀の選び方●居合刀とは居合刀と真剣との大きな違いは刀身にあります。武道用に真剣(日本刀)を模したいわゆる「居合刀(模擬刀)」の刀身は合金で作製されております。 ●居合刀の刀身について砂型鋳造製法による居合刀の刀身は比率的にアルミを多く含んだ材料配分での製造が可能です。 アルミを多く含む分、ダイキャスト製法で製造された刀身と比べて軽量になります。 不必要な圧力を掛けず、重力を利用して時間をかけじっくりと製造されます。 そのため材料の密度が非常に高くなり、強度の高い刀身となります。 また、刀身内に空気が含まれにくく、刀身に対する様々な工作が可能です 砂型鋳造製刀身のメリットは、軽量で強度が高いため、安全性の高い居合用刀身になります。 刀身に対する工作が可能なため、刃渡りを磨り上げたり樋を深く彫って重量を調整し、 扱いやすい刀身に仕上げることができます。 デメリットと致しましては、極端な大量生産向きではないために価格が高めになります。 質量が比較的軽量となるため、短めで重い居合刀の製作が難しいです。 ![]() ![]()
価格に付いては初心者の方でよく買われる居合刀はおおよそ3〜5万円くらいのものが多いです。2〜3段を目処に5万円以上の居合刀に買い換えられて4〜5段で真剣を買われる場合が多いです。価格は柄糸や鞘塗等の拵えの仕様によっても変わって参ります。 柄は刀の操作を行う重要な部品です。 ![]() 鞘塗には大きく分けて呂(ツヤ)鞘と石目鞘があります。石目鞘は汚れや傷が目立ちにくいです。呂(ツヤ)鞘は見た目は良いのですが、汚れや傷が目立ちやすいです。 また、呂(ツヤ)鞘は、特に夏場に手汗も相まって手が滑りやすく使用感が悪くなることもあります。鞘の扱いや手入れに不慣れな初心者の方には石目鞘をお勧めします。 鞘塗は色や塗り方により多種多様で好みも分かれます。鞘は色や塗りなどの好みや使い勝手の良さで選ばれることをおすすめします。 ![]() 現状、居合刀は仕様にも拠りますが4〜6月の繁忙期を除けば約3〜4週間ほどでの完成となりますので、作製の場合は稽古開始時期を踏まえて御注文されることをお薦め致します。
居合刀(模擬刀)の手入れ方法は?居合刀(模擬刀)の刀身は合金製ですので、真剣のように錆びません。 居合刀(模擬刀)の分解は可能?弊社の居合刀を分解することはお控え下さい。 居合刀は真剣と違い元々分解することを前提に製作されておりません。 目釘を抜いて柄を外したりすると、各部に緩みの発生する原因となります。 また、緩んだままご使用されますと柄が破損したり、目釘折れ等の原因となります。 目釘の打ち込み方について居合刀の目釘は真剣に対してコストを抑え、作業効率を高めるために柄巻を巻き上げて、柄を組み上げたあと、最後の行程で目釘孔を開け打ち込みます。その際、柄巻の表と裏の交差する柄糸部分の接触・糸切れを避けるため目釘を斜めに打ち込みます。 居合刀(模擬刀)の持ち運びについて非鉄金属製の模擬刀・居合刀に真剣の様な登録証は必要ありませんが、携帯については銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)により禁止されています。 入門者・初級者向け居合刀標準刀身と幅広刀身を選べる居合刀 Nシリーズ
自分好みのカスタム居合刀重量感のある居合刀各種特選居合刀剣道形用居合刀 |